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発掘調査

 発掘調査のバイトを始めました。考古学専攻でもないど初心者なので、超ど基礎から発掘調査について書いていこうと思っております。不備があるとは思いますが、適宜治していきます。

*なを、これは縄文時代・古墳時代の遺跡を念頭に置いて書いています。中世以降の遺跡は又別の方法がある、、でしょう。

◇何故そこが掘れるのか?何故遺物があるとわかるのか?

◇発掘調査に必要なもの

◇発掘調査の方法、注意事項

◇何故そこが掘れるのか?何故遺物があるとわかるのか?

 初心者には、最大の疑問です。でも、現場に出てみると成る程!!と思いました。現場ではまず、鋤簾がけといって表面の土を薄くはいでいきます。すると、土の色がはっきり見えるようになります。関東では、太古の土は関東ローム層といって黄色っぽい色の土ですが、人為的(希に自然災害的なものもある)に穴を掘り後から埋めた土は黒っぽいのです。遺構と思われるところは、土が黒いので、黄色い土が見えるまで掘り下げていけばいいのです!遺物はその周辺で見つかります。慣れてくると、「住居には釜があるだろう」とかわかってくるようです。

◇発掘調査に必要なもの

 ○移植ごて、軍手、長靴(運動靴)、帽子、日よけタオル、竹串、はけ、はさみ

 ○測量器具、撮影器具、水糸、ピン、鋤簾、ちり取り、ビニールシート、土嚢、三角定規、筆記用具、針

などなど。思いだし次第追加(爆)

◇発掘調査の方法、注意事項

 ●鋤簾がけ

 表面の土を薄くはいでいく。これは、地面の土色の違いを見やすくするため。関東では、基本的には関東ローム層という黄色っぽい土だが、時に黒い土がある。そこが、遺構である。土が後から埋め込まれた場所で、他の場所よりも柔らかい。

 ●印を付ける。釘を打ち、水糸を引く。

 特に黒い土が集中している場所(円状だったり、長方形だったりする)に印を付ける。小さい場合は、直径にあたるような印も付ける。直径にあたるような線上に水糸を引く。最初は半分のみ掘っていくので、その為の目印である。いきなり全部掘らないのは、残った方の面から土の堆積の仕方を観察するためである。

 大きい場合は、十字を描くように印を付け、水糸を引く。十字部分を残すように掘っていく。十字部分は、バンドという。

 ●掘り起こす。

 いよいよ、掘っていく。黄色い硬い土に辿り着くまで、移植ごてで掘り起こす。掘る際のポイントだが、こてを深く持ち、刃の左側面を使うとよい。先端部を使うと遺物にあたった時に壊してしまう恐れがある。最初離れなくて、妙に力を入れてしまったりするが、無理な力を入れると腱鞘炎になる恐れがあるので、要注意!刃の側面を手首を上手に使いながら地面にあて掘り起こしていく。かといってあまりとろとろやっていると怒られてしまいます^^;;

 土の違いなんてわからないよ!とお思いかもしれませんが、実際やってみると案外わかります。ま、最初は聞きながら、ですね。

 <遺物がでたら?>

 全部掘り起こしたい気持ちを抑え、慎重に他の地面を落としながら掘っていきます。移植ごては細かい部分には不向きなので、竹串やはけを用います。小さいかけらは掘り起こしてしまい、竹串を横に立てて目印とします。極小のものは、一括管理するので、その遺構毎に一袋に入れておきます。

 ○底出し、セクション面掘り

 底が見えてきたら、その高さに合わせて底を水平に掘ります。その後、水糸を引いた場所の面(セクション面)を水平に掘ります。邪魔な根っこははさみで綺麗に切り落とします。この作業を掃除というようです。そのまんまか^^;;

 水平かどうかは、上から見るとわかります。でこぼこしていると、セクション図を書きにくし、写真写りが悪いので綺麗にしましょう!この時、間違ってもバンドにのらないで下さい。水糸の引いてある方にのってもダメです。そこは、本来掘る場所なのに、観察&撮影のために掘らないで残してある場所なので、土が軟らかいです。崩れ落ちる危険性があります!!

 ●セクション線引き

 綺麗にしたセクション面を観察し、土の堆積の仕方を考えます。土の色が若干違うので、違う場所に線を引きます。セクション図を書きます。

 ●測量

 遺構の位置、大きさ、遺物の出た場所などを測量します。測量の仕方は又後日UP予定><

 ●点上げ、仕分け

 先程、竹串を脇に刺して置いた小さなかけらを点上げします。遺物名をつけ、仕分けします。いつのどういった遺物かを書き留めておきます。遺物の見方は後日UP。

 ●掃除

 写真撮影のために、掃除します。遺構の周りを移植ごてや鋤簾で平らにしていきます。邪魔な根っこも切り落とします。

 ●写真撮影

 ●バンド切り崩し

 バンドを切り崩します。小さい遺構の場合、掘っていなかった半面を掘り始めます。繰り返しますが、バンドの上は危険なのでのらない!

 この後、掃除や写真撮影が適宜繰り返されます。。

とりあえず、以上です。質問、おしかり大歓迎です。


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